@article{oai:ncn.repo.nii.ac.jp:00000340, author = {井村, 俊義}, journal = {長野県看護大学紀要, Bulletin Nagano College of Nursing}, month = {Mar}, note = {フローレンス・ナイチンゲールが看護を概念化した19世紀の英国は,産業革命を終えつつあったとはいえ,いまだキリスト教の影響下にあった.キリスト教と看護の関係性については,フリードリッヒ・ニーチェがのちに『反キリスト者』で批判した「人々を馴致する要素」があり,また,シオバン・ネルソンが指摘した「やがて道徳的なものへと移行するもの」という要素も含まれていた.しかし,ナイチンゲールが『看護覚え書』のなかですでに示唆していたように,看護が念頭におくべきもっとも重要な概念は「神=自然」というアニミズム的な発想であった.ポストモダン看護を提唱するジーン・ワトソンもまた,ナイチンゲールのそのような側面を継承して看護論を構築しようとしている.その際に,ナイチンゲールとワトソンが言及した「詩」という表現方法を活用することによって,近代社会および近代看護が失ってしまったもの,とりわけ「死生観」を取り戻すことの可能性について論じた.}, pages = {39--44}, title = {ワトソンとナイチンゲールの看護観における 詩と死生観に関する考察}, volume = {24}, year = {2022} }