@article{oai:ncn.repo.nii.ac.jp:00000274, author = {安東, 由佳子 and 片岡, 健 and 小林, 敏生 and 北岡, 和代}, issue = {2}, journal = {ストレス科学}, month = {Aug}, note = {本研究は,神経難病病棟に勤務する看護職の精神的健康を明らかにすること,行動的ストレス反応と心理的ストレス反応の関連を明らかにすることを目的としている。調査方法は自記式質問紙を用いた郵送調査とした。神経難病の専門病棟に勤務する看護師および准看護師385名を対象とした。回収率は68.3%,有効回答率は63.4%であった。対象者の精神的健康:CES-D得点は,19.90±10.56(平均値±標準偏差)であった。抑うつを示している者の割合は57.0%であった。MBI-GS得点は,疲弊感4.18±1.36,シニシズム2.54±1.75,職務効力感低下3.83±1.11であった。疲弊感と抑うつの得点は,難病看護経験3年以上の看護職より3年未満の看護職のほうが,有意に高かった(p<0.05)。また,難病看護経験3年未満は,難病看護経験3年以上より,有意に抑うつの者が多かった(p<0.05)。行動的ストレス反応と心理的ストレス反応の関連:難病看護経験3年未満では,離職願望には,疲弊感(OR:1.86,95%CI:1.13-3.06)とシニシズム(OR:1.65,95%CI:1.18-2.31)が,配置転換願望には疲弊感(OR:2.87,95%CI:1.61-5.13)が関連していた。難病看護経験3年以上では,離職願望には,疲弊感(OR:1.69,95%CI:1.12-2.55)が,配置転換願望には疲弊感(OR:1.82,95%CI:1.21-2.74)とシニシズム(OR:1.40,95%CI:1.01-1.95)が関連していた。以上より,神経難病患者をケアする看護職の精神的健康は悪いこと,特に難病看護経験3年未満の看護職の疲弊感や抑うつが3年以上より強いことが明らかになった。また,難病看護の経験年数にかかわらず,心理的ストレス反応である疲弊感は,行動的ストレス反応の離職願望や配置転換願望に関連していることが明らかになった。(著者抄録)}, pages = {132--140}, title = {神経難病病棟に勤務する看護職の精神的健康および行動的ストレス反応と心理的ストレス反応の関連}, volume = {28}, year = {2013} }