@article{oai:ncn.repo.nii.ac.jp:00000175, author = {熊谷, 理恵 and 小田, 和美}, journal = {高齢者のケアと行動科学}, month = {Nov}, note = {脳出血で入院した77歳の男性患者が注意集中と単純化に焦点を当てたアプローチによって、一連の起き上がり方法を再学習した症例を報告した。罹患後数日後からリハビリテーションが開始されたが、日常生活動作(ADL)が拡大されず、看護師からの促しがないと自発的に行動しない時期が続いていた。リハビリテーション開始1ヵ月頃より、患者の注意集中機能や認知機能へ働きかけるために動作を単純化した声かけ援助を取り込むと、徐々にではあるが、活動範囲が広がり、ほぼ寝たきりの生活から、殆ど自力で座位になり日中は端座位で過ごす時間が増えるまでになった。患者はトイレに行けるようになりたいという動機があり、自分から起き上がろうとしたり、日中ベッドから離れることで気分転換がはかれていたため、自力で起き上がり動作ができ離床が段階的に進んでいけばADLの拡大に繋がるのではないかと推測できた。そのため、適切な起き上がり方を習得できるように関わることや、バランス感覚が向上するための関わりに努めた。}, pages = {40--51}, title = {注意集中と動作の単純化に焦点を当てたアプローチによって 一連の起き上がり方法を再学習した脳血管疾患患者の一例}, volume = {17}, year = {2012} }