@techreport{oai:ncn.repo.nii.ac.jp:00000159, author = {那須, 裕}, month = {2014-04-30}, note = {50020839, 長野県看護大学, 本研究は、生体内における必須脂肪酸の役割と動態を明らかにし、よって生体に発生する様々な免疫調節機構の破壊や炎症作用を予防しようとするものである。炎症性疾病の多くには必須脂肪酸代謝機構の異常が大きく関与していることが既に明らかにされている。特にアトピー性皮膚疾患においてはそれが顕著であると言われている。本研究に先立ち、次のような研究が先行して実施されている。すなわち諏訪湖周辺において大発生するユスリカの抗原性についての検討である。この研究と本研究とには免疫機構の解明という点での共通点がある。第二に、フィンランドにおいて共同研究として、リュウマチ性関節炎の治療に関してアルファー・リノレン酸の投与をflaxseedとsufflower-seedeとを用いて行う試みに参加している。ここで血清及び単核球の燐脂質組成の測定につき、基礎的な検討を行った。ガンマーリノレン酸が免疫調節作用や抗炎症作用に関与することはおおくの実験を通じて明らかにされており、その概要は、不飽和脂肪酸の代謝経路が作動しなくなった時に各種炎症性疾患の発症が見られるというものである。この代謝経路の作動しなくなっている部分を見つけだし、代謝産物を補給することにより、症状の改善が見られる筈である。本研究ではアトピー患者にガンマ・リノレン酸を投与する前と後とで、症状の改善状態と、血清及び単核球中の脂肪酸組成を検討したものである。結果としては、血清中脂肪酸測定が、アトピー疾患の予知と予防に一定の役割を果たす可能性が示唆された。, 07670432}, title = {血清中燐脂質測定によるアトピー性皮膚疾患の予知と予防の試み}, year = {} }